山和酒造店やまわしゅぞうてん 宮城県加美郡

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1893年創業の歴史ある山和酒造は全盛期は4000石と県内でも有数の規模を誇っていました。 基本的には経済酒と呼ばれる普通酒を中心に製造していました。

後継者である『伊藤大祐氏』は東京農大農学部醸造学部を卒業後、 福島県の某蔵元にて修行し実家の酒類製造業を継ぎました。

戻られた当初とは蔵人も変わり、経済酒中心から特定名称酒にも力を注ぐ蔵元に変化を遂げました。 女性ながら元屋(酒母)の『千葉友紀江氏』を中心に若き蔵子が一丸となり酒造りに情熱を燃やしています。

蓋麹法や総米600キロの小仕込み完全御手製瓶燗など 全盛期の造りと間逆の生産性を度外視した造りをしています。

これといった特別な技術、設備はありませんが、 基本を大事に追求して行く姿は『山和』の酒質 『素朴ながら、柔らかく、芯(柱)がある。』とぴったり合致しました。 若き蔵元『伊藤大祐氏』を中心に まだまだ伸び盛りの山和酒造です。